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日本デジタルマネー協会 / ビットコイン / Bitcoin

なぜビットコインは重要か?JDMAはどこへ向かうのか?

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ビットコインアドベントカレンダーという企画の25日目の記事です。

私個人の2014年はビットコインで明けて、ビットコインで暮れようとしている。JDMAの理事3人で実施したセミナーで2014年を総括したが、そのセミナーでほぼ言い尽くした。

ビットコインについて、1年追い続けると、漠然とした印象と塊から始まるが、必要と関心に応じて細部の具体的理解を深める事になる。

ビットコインの関連領域は莫大(技術、数学、暗号、金融、経済、法律、組織、社会、国際、投資等々)で、人によって関心と得意領域が異なるため、自ずと、ここは切る・離れる。ここは付き合うという取捨選択を繰り返す。

個人的に意図的に切ったのが、コピペ的なアルトと、ビットコインのUI, UX。意図的に選んだのが、2.0の理解と普及。ただし、オーバーラップする部分もある。つまり、

ビットコイン2.0 > ビットコインUI, UX > コピペなアルト

すると、その過程でJDMAのコアメンバーもDAO的に新陳代謝した。ただし、暗号通貨の大衆への普及は依然として重要なので、GemsはビットコインUI, UX分野だが、普及に協力している。GemsはCounterpartyを利用しているが、DAOでなく株式会社らしいので、2.0ではなく1.0と理解している(誤解の可能性もある)。ただし、CEOのDanielは環境をよく理解していると思う。

2007-2008年、北米在住時に、アメリカのイケイケな空気に染まったが、2009年から戻った日本で、私自身は再び保守化してしまった。ビットコインは指数関数的な成長分野だが、日本の保守的な空気の真逆にある分野であり、もしアメリカでビットコインの調査をすると、不要なノイズを減らせて、シグナル人材多いので、捗るだろうと思う。漠然とアメリカへ戻りたいとよく思う。日本に留まっている理由は、日本は食事が美味しいから。

さて、ビットコイン2.0はCounterparty, Bitshares, Ethereumの3つが目立っていたが、まずEthereumの商用リリースが待たれる。また、それら以外のDAppsも目立ってきた。

TCP/IPが情報流通をグローバル化した様に、ビットコインと後続サービスは価値流通をグローバル化しつつある。価値流通のグローバル化を促進するのが、日本デジタルマネー協会(Japan Digital Money Association)の目指す未来であり、技術の前進を利用して、社会を前進させたい。

より詳細に書くと、DAO的な組織で、開発がグローバル、市場もグローバルなデジタルトークンエコノミーを加速したい。EthereumやLa’Zoozが近い。Bitsharesも可能性だが、なぜかDAOに見えてない。幅広く3rd partyをグローバルに取り込めるか否かが鍵。

ビットコインは最初のDAOだが、ビットコイン以外のDAOにもコミットしたいのが2014年末時点での結論。株式会社は面倒臭い(コスト高い)ので、やりたくない。DAOがいい。JDMAはDAOを推進するコミュニティを目指します。

スマートコントラクトは当然として、スマートグリッド、IoT、M2Mも関連領域であり、これらの事業開発も進めたい。

また、2014年は世界へのキャッチアップに明け暮れたし、2015年もキャッチアップのみに終始の可能性あるが、日本発が出来れば嬉しい。日本初の意味は薄れつつあると思う。

2015年は、北米か、イスラエルか、欧州に滞在したいと漠然と希望しているが、どう振舞うかは不明。

よいお年を。

なお、2014年の主な発信は以下でした。

動画 https://www.youtube.com/user/DigitalMoneyAssociat/videos

ブログ http://www.digitalmoney.or.jp/

スライド http://www.slideshare.net/yoshimitsuhomma/edit_my_uploads

twitter https://twitter.com/jimmyhomma

facebook https://www.facebook.com/groups/592411710814685/

PS 野口先生の能力、意欲、集中力は傑出していたと思います。2014年、最も活躍された日本人は野口先生だと思ってます。http://diamond.jp/list/noguchi_data

以上

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