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日本デジタルマネー協会 / ビットコイン / Bitcoin

アルトコイントレード反省会など

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ブロックチェーンがバズワードになったのは、2015年春のブライスマスターズ以降だが、そこから約半年遅れて、メガバンク等の日本の金融機関がビットコインではなく、ブロックチェーンに参入し、現在に至る。

私自身も金融業界出身者と、2015年末から準備を始めて、2016年1月、株式会社ブロックチェーンハブの共同創業者、取締役として、会社を立ち上げ、大手法律事務所、大手会計監査法人、金融機関、上場企業等を顧客として、コンサル活動を行なった。顧客企業の課題と取組み内容の多彩性が、興味深い活動だったが、2016年8月末でボードを降りた。僅か1年弱の活動だったが、土日なく働いていたので、十二分にやった感覚である。大した実績は残せなかったが、ビットコインコア開発者のNicolas Dorierをボードに招いた事が、最大の貢献だったと思う。Nicolasに限らず、ビットコインコア開発と、その周辺は才能、熱意、努力、効率性、戦略性、様々な角度から世界最高の人材層であり、知れば知る程、その開発者コミュニティに惚れ込んでいる。

元々、私はビットコイナーかつ暗号通貨マキシマリストであったが、2016年10月7日〜11日、ミラノで開催されたスケーリングビットコインに参加して、骨の髄までビットコイナーになった。私のこれまでのキャリアでは、最高の魅力を持つコミュニティである。

ビットコインは、超えるべき課題を幾つか抱えている。スケーラビリティ、プライバシー、fungibility、ブロックサイズ肥大化に伴うマイナー集中化による自律分散化維持の困難等である。Ethereumはビットコインより高機能だが、スケーラビリティ、プライバシー、fungibility、ブロックサイズ肥大化に関してビットコインより解決が困難である。よって、通貨としてはEthereumよりビットコインが先を走り続けるだろうと、私は推測している。

さて、アルトコイントレード反省会だが、友人同士の雑談中、ふと田中さんユーマさんの対談を中心に、アルトコイントレードを可視化出来れば有意義かつ面白いだろうと思い、始めた企画である。

第1回が、9/14/2016 https://www.youtube.com/watch?v=dGdNwInFB6Y

第2回が、10/15/2016 https://www.youtube.com/watch?v=VnNXGWdL7io

私の基本的な理解と立場を書くと、多数の開発者とサードパーティを抱えるビットコインですらハイリスクであり、ビットコインより時価総額の低い暗号通貨は更に高いリスクを抱え、流動性も低い投機商品である。ただし、価格は乱高下するので、上手くトレードすると利益を上げられる。

トレードとは、安く買って、高く売る活動である。つまり割安ならば買い、割高ならば売れば良い。市場で、買い手は安いと判断して(上がると期待して)買い、売り手は高いと判断して(下がると予想して)売っているのは、不思議な光景ではある。

新規暗号通貨が、長期的に成功するには、まず開発者が必須である。その開発(及びビジネス)コミュニティは人材の層が厚いか、厚くなる事が望まれる。またサードパーティの参入が望まれる。ビジネスモデル、提供機能が重要である。既存暗号通貨が解けない問題を解く必要がある。つまりビットコインやライトコインで必要十分の事が多い。

御参考まで、エコノミストの分析 https://www.youtube.com/watch?v=45TVlYsXgCU

ハッピートレーディング!
以上

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