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Litecoinマイニング専用PCを作ってみた

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Litecoinマイニング専用PCを組んでみました。ハードウェア構成は手探りで購入してみたので、オーバースペック気味です。筆者はUbuntuを使っていますが、Windowsでも問題ありません。

なお、下記記事はあくまで筆者が試した結果にすぎないので、まったく保証できることはありません。やってみたい方は自己責任でお願いいたします。

ハードウェア

CPU: Intel core i3 4130
マザー: ASRock H87 fatal1ty performance
メモリ: DDR3 1600 4GB
ビデオカード: MSI Radeon R9 280X GDDR5 3GB ×2
HDD: Toshiba 2.5inch HDD
電源: SeaSonic 1250W 80+Gold

CPUやマザーボードはもっと下のグレードでも良いようです。海外だとAMD Sempronが定番のようです。
メモリはLinuxなら2GB、Windowsなら4GB以上用意した方が無難です。
ビデオカードは現時点ではRadeonが良く、GeForceはあまりコストパフォーマンスがよくありません。
HDDは使わずにUSBメモリのみでも運用可能です。BAMTが定番です。
なお、この構成ではPCのフタを閉めると冷却が追いつかず、いまのところ側板は開けっ放しで動かしています。
また、PCは立てるより寝かせたほうがビデオカードファンの排気が上に排出されるので冷却効率が良いようです。

ソフトウェア

OS: Ubuntu 13.04
ドライバ: Catalyst 13.11beta9.4
ツール: cgminer 3.7.2

cgminerは下記から入手できます。なお、バージョン3.8.0以上はLitecoinのGPUマイニングに対応しなくなったので、それ以前のバージョンを使います。
cgminer配布先
ソースコードからビルドしたい場合は、githubから入手してください。
https://github.com/ckolivas/cgminer/tree/3.7

実測データ

ハッシュレート: 1.41Mh/s
消費電力: 620W

個別パーツの電圧下げはしていません。ビデオカードの電圧を下げれば600Wを切れるようです。

コマンド

Linuxの場合です。Windowsではexportをsetxに、cgminerをcgminer.exeに置き換えれば動くと思います。

#!/bin/sh
export DISPLAY=:0
export GPU_USE_SYNC_OBJECTS=1
export GPU_MAX_ALLOC_PERCENT=100
./cgminer --scrypt \
-o stratum+tcp://ltc.give-me-coins.com:3334 -u USERNAME -p PASSWORD \
-I 13 --thread-concurrency 20480 -g 2 --gpu-engine 1016 \
--gpu-fan 40-100 --auto-gpu --auto-fan --no-submit-stale \
--failover-only -o stratum+tcp://ltc.give-me-coins.com:3333 -u USERNAME -p PASSWORD

cgminerのコマンドライン変数はPC環境によって変わってきますので上記は参考程度に考えてください。

cgminer出力

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