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日本デジタルマネー協会 / ビットコイン / Bitcoin

ビットコイン市場調査(2014年2月17日時点)

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ビットコイン市場について、某TV局から複数の質問を頂きまして、調べてみました。

1. ビットコインの市場規模は?

総発行ビットコイン数 x 市場価格で計算出来ます。2014年2月17日時点で、約12.3M BTCが発行済。1BTC=$558(加重平均)。世界各国に現金とビットコインの売買所ありまして、取引量を加味して、平均価格を計算しているのでしょう。

12.3M x $558 = $6.9B

約6900億円 です。

ビットコインの価格は、各国で異なりますし、乱高下するので、時価総額は日々変化します。

以下にグラフあります。

https://blockchain.info/ja/charts/market-cap

ただし、約半数が死蔵されてると聞いてますので、2で割ると3500億円程度?

2. ビットコインは、アジアと日本では、どちらが普及しているか。

(上記リンクが該当しますが)Blockchainという会社ありまして、ビットコイン業界で影響力ある実力者が多数所属してます。彼等は世界各地を飛び回って、ビットコインの普及とアプリ開発を積極的に進めてます。彼等が、世界の現実を最も良く知る人達ですが、私の限られた情報と経験から推測させてください。

http://coinmap.org/

にビットコインを使えるお店のリストがあります。

2014年2月17日時点で、

シンガポール 25店舗

ソウル 12店舗

香港 11店舗

東京 10店舗

台北 7店舗

このデータから推測する限り、シンガポールが僅かに先行、ソウル、香港、東京、台北は似たり寄ったりな状況と思われます。

Bobby Leeという中国人がBTC Chinaという世界最大の取引所を経営してます。彼のお兄さんはCharly Leeで、Lite Coinの発明者です。BobbyはStanford卒、CharlyはMIT卒です。彼等の存在やスピーチは中国本土に大きな影響力あると推測してます。

私のこれまでの調査では、カナダ、アメリカ合衆国、イギリス、イスラエル、ドイツ、アルゼンチン等が、開発、市場共に先行しているという印象です。数学、物理、コンピュータサイエンスに強い人材が、開発人材という意味で、東欧、ロシアの存在感も感じます。

http://bitlegal.io/

に各国の寛容、係争、敵対、という状況が図示されてます。

http://bitlegal.io/nation/JP.php

国毎のレポートもあります。

一般に言論の自由があって、資本主義の国が先行しています。ただし、マネーロンダリングに悪用される可能性を嫌って、資本主義国家でも規制をする方向です。独裁政権で、通貨の弱い国の方が、ビットコインの利便性は生きるのですが、情報が未だ市民に届いていないのでは?と推測してます。

キプロスや、アルゼンチンの様に、通貨危機あると、ビットコインの人気が高まります。

ビットコインは、革新的な技術ですが、政治的、経済的にも興味深い題材です。

3. ビットコインの利用者数は?

https://blockchain.info/ja/charts/my-wallet-n-users

最も有名で人気あるblockchainという財布ありまして、2014年2月17日時点で、ユーザ数が約130万。

http://www.reddit.com/r/Bitcoin/comments/197tqx/

これを読む限り、全世界で、100〜200万人と思われます。

4. 取引所の数

http://bitcoincharts.com/markets/

世界に多数あります。増加中です。インドに複数、中国に複数あります。タイの取引所は閉鎖されてましたが、タイバーツのみ取引再開予定です。

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