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日本デジタルマネー協会 / ビットコイン / Bitcoin

第11回ブロックチェーン2.0概況

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10/27/2017(金)第11回ブロックチェーン2.0概況をブロードキャストしました。

当日の動画です。https://www.youtube.com/watch?v=xj2OsCsTAO0&t=25s

当日のスライド201710_BlockChain2.0_v04です。

第一部 各分野の動向

第二部 ScalingBitcoinの事前準備

以下は私の呟きです。まず、第一部。個人的にインパクトを感じたのは、BitFury社の東京オフィス開設、Oracle, SAP社のブロックチェーン参入。

DB vs ブロックチェーンを相変わらず模索してます。チケット、ポイント、JPYをブロックチェーンで使って、UI, UX作って、トライするしかない。ミドルウェア、アプリケーションをトライする事で、インフラとしてのブロックチェーンが活きる・活きないの判断が出来るだろう、あるいは事業のノウハウとなる可能性がある。アラビアンチェーンもインパクトあります。ブロックチェーンではマイクロソフトのBaaSが積み上げ中との印象。SBIグループの積極性が目立つ。ICO格付けは難しいが、あると便利ではある。個人的に日銀がデジタルJPY発行する事を望んでいたが、むしろMUFG, J, S等が、日銀券を裏付けに自由に競争するのが適切なのかと考えを改め中。前払式支払手段がバージョンアップして、転々流通する様なデジタルJPYの場合、売買が可視化されて、売りやすい仕組みが出来るかもしれない。忘れていたStellarがIBMとのコラボは驚き。各国の中銀がデジタル通貨発行を検討中。中国のビットコイン企業は日本オフィス開設に意欲あります。JPXのDLTレポートは要確認です。分散DBに出来ない分野として、共有DB2.0的なDLTが生きる分野があるのかも。スマートコントラクトは金融の大本命だが、まだ時期尚早か。PoCをやりながら、実ビジネスの模索が期待される。t0の進捗も要確認。フィンランド中銀のレポートも興味深い。ICOは業界としてはイケイケ。相変わらず、詐欺師の天国。各国当局の動きあり。Bancor話題です。

第二部はスケーリングビットコイン。BOLTは着実な進捗あり。プライバシー維持技術も進捗あり。ロジャーのアトミックトレードで論文書けるとは。これもスマートコントラクトと言えそう。オラクルの議論は数年続いてます。discreet log contractが本命か?EdmundのReality Keysが要確認。オラクルがTTP or Trustlessは長く議論中。

各国中銀、世界の金融機関、Microsoft, SAP, Oracleを含む全世界のIT企業、ビットコイン企業、イーサリウム企業、ブロックチェーン企業、ICOプロジェクト等、大変活発な業界事情でした。福田議員の頑張りで金融庁が動き、世界に先駆けて改正資金決済法が施行されたが後藤さん説でした。2017年は規制が明確化されて、ビットコイン、ブロックチェーンが産業としてスタートした元年でした。

発表者の佐藤さんに寄付をお願い致します。BTCアドレス 1PAXBwKnZwNphWK7Wr9cdE8t1ESZ8xi5U1

以上

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